みなさん、どれくらいの速さで書いていますか?
これ、そんなに大切なのかな?と思うかもしれませんが、実はとても大切なことなんです。
速く書くことがなぜ重要なのか?
とは言っても、ただ単純に速く書くことが重要なのではなく、
「速く書く」 = 「処理が速くなる」 ということが重要なのです。
ことに大学受験の数学なんかを解いていたりすると、どうしても速く書かないと間に合わなくなってしまいます。
センター試験なんかは、その最たるもので、トップスピードで手を動かしていかないと時間が大きくショートします。
また、そうやって速く手を動かすということは、それに比例して手に指示を出す頭の回転も速くなければなりません。
ゆっくり丁寧に書いていると、 人間のんびりになるのは当然。
上位校への道を目指す人で、手などの動きが遅い人は、
まずそこから手を付けていきましょう。
私が教えていて全国トップを取った生徒がいるんですが、
この子は、最初書くのがものすごく遅かったんですね。
なんでしょう、こだわりというか何というか、まっすぐ書かないと気になるとか、
悪筆だからしっかり書きたいとか、そんなことで筆記スピードがすごく遅かったんですね。
で、そんなこだわりよりも、殴り書きでも良いから、思考のスピードに追いつくように、
半ば強引に速く書くようにと指導し続けました。
結果、ものすご~く、字が汚くなりました(笑)
なんだけど、一方で成績もグングン上昇しました。
通っていた高校は正直底辺で、20年以上早慶に1人も行ってない所だったんですが、
あれよあれよという間に偏差値が80を突破し、3回全国トップを取るほどになりました。
ここで言いたいのは、
① 速く書くことを強要しなかったら、これほどまでの成長はなかった
② 訓練次第で、書く速さは抜群に速くなった
ということです。